縁あってラジエントヒーターのメーカーさんに事務所で実演会をしていただきました。
遠赤外線効果で中までしっかりの火が通るこの機器、結構優れものです。
新築住宅の多くが電化住宅となりつつもあり、その場合のキッチンの熱源器は日本
のメーカーではIH しかないように感じていましたが、選択肢が一つ広がったように
思います。
電気とガス、熱源をどちらにするか、又その中でどの機器を選択するかはコストや特徴、
それぞれの長所と短所をキチンと把握しておく事が大切。その場面、場面でしっかり判
断できるよう常にアンテナは張っておきたいと思う。
他の機器との違いは並べて比べないとはっきりとはわかりませんが、かなりの
短時間でつくられたこのハンバーグは確かにとても美味かったです!
ごちそうさまでした。
震災から一週間。
少しずつ被害の状況が明らかになる度に胸がつまり、とても長く
感じた一週間。
今日はこの鳥取でも真冬のような寒さ。
被災地も寒くなっているだろう。
TVは通常の番組になり始めているけど、続く余震や物資の不足、
今でも震災に立ち向かっている人々がいる。
原発の事故に対処している人々は、文字通り命がけでこの事故と
戦ってくれている。
なんとかここで食い止めてほしい。
今の私には募金やエールを送る事しかできない。
それでも自分にできる事はしよう。
しなければいけない。 そう思う。
「ただいま東京地方に地震が発生しています。電車の運行を停止いたします。」
地下鉄のホームでアナウンスが流れた。
(地震??別に揺れてないぞ。。)
そう思った次の瞬間、床がゆっくりと動きだした。
廻りの人を見ると慣れているのか皆落ち着いた様子。
だがその揺れは10秒後には普通に立っていられない程の大きさになる。
「ヤバい!!これはでかいぞ!」
誰かがそう叫ぶと、一斉に皆が階段に向かって走り出す。私も反射的に走りだした。
所用があり東京に訪れていた私は、新宿の都庁前駅で今回の地震に遭遇した。
震度5強の揺れは想像以上に大きく、加えて地下という閉鎖的な空間が恐怖を煽った。
改札まで上がると、駅員が一旦制止する。安全確保のためだろう。
人が少ない時間だったのでパニックにはならなかったが「こんなに揺れるのは初めて
です」と、駅員も明らかに慌てている。
ミシミシ! バキ! ガチン!
今にも天井が落ちてきそうな音がして、揺れはおさまらない。2分から3分ぐらいだっ
ただろうか。揺れるのがおさまったと思い外に上がると、都庁のピロティーの天井ルー
バーがいくつも落ちていた。
また揺れ始める。とりあえず安全そうな公園へ移動すると、続々と人が集まり公園は
人で溢れ始めた。
また揺れる。今度は最初と同じぐらいの大きさ。都庁を見上げると大きく揺れていた。
誰にも電話はつながらない。廻りの人も皆が携帯を片手に何度も電話をしている様子。
でも誰に聞いても何が起ったかはすぐには解らなかった。
1時間ぐらいして状況が少しずつ解りはじめ、人が動き始める。
交通は完全にストップしたので、ホテルのある汐留まで歩く事にした。
歩いている途中、街のオーロラビジョンで流れている津波の映像に愕然とした。
泣きながら見ている人、必死で電話をかけ続けている人、トンでもない出来事が起っ
ている事がやっと把握でき、そして不安も大きくなった。
2時間弱でホテルに着くとEVは完全にストップ。31階まで階段で上がる。
シャワーを浴びているときにも揺れはじめ、慌てて飛び出す。
やっと眠りにつけそうになると、聞いた事もない警告音が携帯から鳴り、同時にTV
からも大きな音が流れる。数分後に大きな揺れがあるという「緊急地震速報」だ。
一晩中、誤報も含め幾度となく鳴り、その度飛び起きた。
怖さと不安で眠る事はできなかった。
M9.0という地震、津波、原発の爆発、恐ろしい事が次々と起っている。
今の状況をなんと言えばいいのか解らない。。
東北の方々の事を思うと私が経験した事は全然、全くたいした事ではなく、
時間がたてば忘れてしまうぐらいの事かもしれない。
でも人はこんな事でも一人でいると不安で一杯になるのです。
今も救助を待っている人達、一人で耐えている人がたくさんいます。
その人々の恐怖と不安を考えると胸が締め付けられる想いがします。
どうか一刻も早い救助を心より願います。