建前

池のほとりの現場。

昨日3日に茶室棟の建前が無事に行われました。

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午前中早い時間には天よりお清めの雨を頂いて、その後

は雨もあがり涼しい風が吹く。

柱は吉野杉、梁材は全て吉野檜で、手刻みのエッジの利

いた材。

心地良い強い香りと木を打つ小気味の良い音が響く。

いつも見ている建前と様子が違って少しずつしか進まな

い作業に、モノを建てる、モノを造る事とは。。。と

改めて身が引き締まる想いの一日。

ひかりつけ

池のほとりの現場。

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茶室棟の独立柱の足元には自然石を使用します。

石を何度も廻しながら良い表情を探って向きを決める。

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今週から大工さんが現場に入り、土台据え付け、

そして、ひかりつけ の作業です。

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ひかりつけ とは 石の形に合わせて柱を少しずつ削って

いく作業。

柱をまっすぐに建てて形を取り、削っては形を作り、又

建てて削って、、建てて削っての作業を一本の柱に何度

も繰り返します。

想像以上に大変な仕事です。

大工さんの技と強い意志が感じられます。

進行中

立夏も過ぎて心地良い天気が続いています。

当事務所の案件の現場は現在3件が進行中です。

池のほとり

基礎配筋を終え来週コンクリート打設予定。

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hamasakaの家2

外壁工事が進んでいます。

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tokunouの家

外壁下地終了、モルタル塗工事に入ります。

内部木工事も着実に進行中です。

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池のほとり

池のほとりに建つ飲食店 (仮)TEO。

もうすぐ着工します。

湖山池を望める客席と、広間八畳、小間四畳半、立礼席

の茶室を備えた喫茶店です。

この度は縁あって、奈良の宮大工さんに茶室棟の仕事を

して頂く事になりました。

先月から何度か奈良へ行き、材料の選定や原寸図等を基

にして納まりの打合せを重ねています。

桁や垂木の丸太材、面皮柱、天井板、枌板、縁甲板、床柱

等々、茶室廻りに使用する材として申し分のないものを

そろえて頂けました。

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茶室を造る仕事に巡り会えるとは思いもよらなかった事。

仕事に入る前に、古典の茶室、現代の茶室をいくつも見て

、読んで、聴いて。

見れば見る程、知れば知る程、迷いが生じる日々を繰り返

して今に至る。

茶室、広く言えば数寄屋造りは本来様式を持たない自由な

造形を特色としていると言われます。

自由という事は、実はとても窮屈で辛い事の裏返しである

という事を改めて痛烈に感じながら進み、行き着く先は

「茶の湯の気持ち」というとても曖昧な言葉。

それは、偶然にも五年程前に始めた茶道が教えてくれた事

でもあります。

より良い場所、空間が出来上がるよう、工事中も迷いなが

ら進んで行きます。

hamasakaの家2

建前。

今週は雨が続く予報の中、昨日だけは晴れて暖かくなりました。

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このお家からは魔尼川の土手の桜が見渡せます。

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