季節はそろそろ涼しくなる立秋から処暑移り変わる時期。
それでも今年の異常な暑さはまだまだ続きそうです。
酷暑 とは 正式な気象用語ではないようですが、
今の夏を表現するには適当な言葉だと思います。
私は常に風が通る家を考え窓の配置には随分と気をつけて設計
してきたつもりですが、ここ数年は気温の高さで夜に窓を開け
ても入ってくる風が高温、熱風で窓を開けることさえ辛い状況。
残念ながらこの先はもう今まで以上にエアコンの力を借りなけ
れば夏を快適には過ごす事はできないでしょう。
そうなると住宅の省エネルギー化は必然となります。
断熱、気密は当然のこと、それより前に敷地の周囲状況、建物の配置、
間取り、窓の配置に気を配り、陽射しをよんで計画していく事が
とても大切になります。
鎌倉時代末期、兼好法師は
暑き頃、悪ろき住居は、堪へがたきことなり。
と著されています。
今も昔も状況は違うものの、不快と思う体感は同じことのように思います。
今後はより一層 この残酷な暑さを快適に過ごせるよう
家の作りやうは、夏を旨とすべし。
と考えます。
残暑お見舞い申し上げます
酷暑厳しき折、一層のご自愛のほどお祈り申し上げます
今年に入って竣工した住宅4件です。
■立川の家 2 3月竣工
■元魚町の家 2 4月竣工
■立川の家 1 7月竣工
■大谷の家 8月竣工
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